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by ランチェスター戦略実践肉屋(有)まきば 桑原一成
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幸せになる価格のつけ方【売り手良し」「買い手良し」「世間良し」


幸せになる価格のつけ方

【売り手良し」

「買い手良し」

「世間良し」


幸せになる価格のつけ方【売り手良し」「買い手良し」「世間良し」_f0121909_21063964.png


みなさん今日もお疲れさまでした。


作り手と買い手と再生産を考えて日々値決めをしています。


今日こんなツイートをしました。


幸せになる価格のつけ方【売り手良し」「買い手良し」「世間良し」_f0121909_20372589.jpg




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幸せになる価格のつけ方「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」

社員さんに少しでも多く報いたいと価格を上げればお客さんは買いにくくなる

お客さんに買いやすいように価格を下げれば社員さんへ多く報いることは困難となる

会社の利益VSお客の利益状態

会社の利益=お客の満足

戦略あれば実現可能


一見矛盾した相反するものを解決する方法、それは戦略です。


🔴不幸せにする価格のつけ方


価格のつけ方間違えると悲劇です


🔳二つの価格のつけ方と

 メリットデメリットを見てみる


わたしは、主に二つの価格のつけ方意識しながら値決めをしています。


①原価積み上げ方式


その名の通り、かかった原価を積み上げてゆく値決めの仕方です。


【メリット】


かかった原価を積み上げて、その上に自社の利益を乗っけて計算しているので原価割れをすることが無くきちんと利益が出る。


【デメリット】


かかった分を単純に積み上げて値決めしている為、買い手がいくらなら買いやすいかという考えが無いので作り手の都合の価格になり易い(高い、価格を抑えようという努力がされていない)。


②価格先決め方式


【メリット】


お客さんの買いやすさや競合他社との比較によって値決めをするので購入されやすい。


【デメリット】


お客さんが買いやすく競合他社に勝てる価格は利益率が低くなるので、今までの延長線上のやり方だと利益が出ない。


利益を出すには創意工夫や革新が必要になる(今までのやり方を否定しなければならない)ためメチャメチャしんどい。


要は、学校で勉強した通りに足し算で値決めをしてもだめ、どんぶり勘定でエイヤーで値決めをしてもだめってことですね


🔳安売りは会社の寿命を縮める行為(中小企業の教訓)


新聞、テレビ、雑誌、各種メディアが人手不足人手不足のオンパレードですね。


いま起こっている労働環境上げてみますね。


✓人手不足


✓働き方改革(短い時間で成果を出すべし、賃金上げるべし、有給取るべし!)


✓上がり続けるコスト(原材料から運賃から何から何まで。下がってるものってなんかあるの?)


✓人口減少(働き手も減り、買い手も減り)


✓消費税増税、社会保険料UP


この状況を乗りきるための条件を上げてみますね^^


・世間では人が減っているけど自社はしっかり人手を確保or人手がいらない仕組みを作れた


・賃金が上昇し、有給をきっちり消化してもらい、残業をさせることなく短い時間で今まで以上の利益を出せた


・人口が減っても売り上げは右肩上がりor利益は右肩上がり


・消費税増税されてもなんのその、お客さんはわが社の商品を求めてきます!


全部と言わなくてもこのうちのいくつかをクリアーしないと継続できませんよね。


(前みたいに売れなくなったから値下げぇ~)


ってやった先には、電話帳から会社名が消えてしまうって結果がもれなく待ってます。


🔴幸せになる価格のつけ方


結論、戦略で100人中3番以内に入りましょう。


🔳戦略社長!出番でっせ!


(まさに戦略の時代に突入)


まずは、戦略と戦術のおさらいです。


✓戦略の間違いは戦術ではカバーで困難


戦略とは目に見えないもの、戦術とは目に見えるものって言います。


例えば、ある目的地に行くためにどの交通手段を選ぶかの意思決定って頭の中でされますよね。


つまり目に見えない。


これは戦略。


次にその選んだ方で実際に目的地に向かう行為は目に見えますよね。


これは前述。


海に行くのか山に行くのか。


戦略がめちゃくちゃだと、山登りするのに海パンとビーチボール持っていくようなものです。


世界最高の登山家でも、海パンとビーチボール持った格好だと富士山登るのもシンドイですよね。


なので方法の間違いはプレーヤーの努力ではどうしようもできないわけです。


✓働き方改革でこれが決定的になった


戦略が間違っているとどんなに一生懸命頑張っても報われにくいってことが分かりましたね。


でもそれを気合いと根性でなんとか乗り越えることができていた時代がありました。


24時間戦えますかなんてCMもありましたね。


でも今は、決められた時間だけ戦ってね!っていう時代になりました。


戦略の間違いを戦術でカバーできなくなった。


つまり社長さんの決めた目標が間違ってたら社員さんの頑張りでカバーできない時代になったってことです。


✓目指すは100人中3番以内の戦略社長


打開策は、間違った手を打たない戦略の能力を身につけるべしです。


って言いながらどれくらいのレベルになればいいの?


目指すは同業者100人中3番以内。

幸せになる価格のつけ方【売り手良し」「買い手良し」「世間良し」_f0121909_19210187.jpg















100人中3番以内!!!


そんなん無理だろう!


50番くらいになれれば真ん中くらいだからいいんじゃないの?


単なるペーパーテストの順位争いならそれでもOKなんだけど、実際の商売だと違うんですね。


実際の商売だと100人中30番以下だと赤字だから。


日本の会社の7割が赤字っていうのがその根拠。


15~30番は実質利益あるか無いかのすれすれ状態。


6~15番は優等生。


1~5番は業界でも知られる存在。


これから環境はどんどん厳しくなるので、もしかすると上位25番以内に入らないと利益なしという状況になり得るかもしれません。


同業者オリンピックで金・銀・銅メダル目指すのが吉ですね。


🔳幸せになる価格のつけ方は連想ゲームのごとし


話があっちゃこっちゃ行きましたが、幸せになる価格のつけ方です。



イメージしてみましょう。


社員さんたちの頑張りに報いることのできる利益を得ることができる。


お客さんにその値段以上に満足しながら買ってもらう^^


生産者さんや仕入先さんにも無理な値下げをお願いすることなく適正価格で仕入れを行い今後も引き続き生産をしてもらう。


利益を出すには、コストを下げる、売値を上げる、販売数を増やすの3要素。


ただ、中小零細企業の場合大手と比較した場合規模が小さいので大量生産には向きません。


だからコストを下げる場合、品質を落とすコストダウンはNGで、創意工夫による効率化のコストダウンです。


効率化のコストダウンを連想


・営業マンは移動時間を減らすために営業するときはエリアを絞って集中的に訪問する(地域戦略)


・売れない商品は終売にし、売れ筋商品に力を入れる(商品戦略)


売値アップを連想


・お客さまの要望に即した細かな対応に応える(顧客戦略)


・他社の半分の納期で仕上げる(顧客対応)


販売数量を増やす


・顧客のABC分析を行いそれに応じた訪問計画を立てる(営業戦略)


・売り上げが今は低くても、競合他社に負けているから、今は小さいけどこれから伸びる会社である、という本当の理由を見極めて訪問計画を立てる(営業戦略)


こんな感じで連想ゲームしてゆくと、単にいいものを作っていくらで売るか決めるという単純なものでなく、いろんな要素が絡んでいることが分かりますね。


結局何をしたいいか分からんじゃないか!



こんな時に役立つのがこの図です。


幸せになる価格のつけ方【売り手良し」「買い手良し」「世間良し」_f0121909_20020933.jpg






















なにをいくらで売るかを考えるとき、幸せになる価格をつける為には①の要素に力を入れてお客さんに感動してもらう。


①を頑張って価格以外のところに価値を感じてもらえた分だけ高値で買って頂くことができる。



戦略幸せ価格計画してゆきましょう。

by ma-ki-ba | 2019-09-06 21:54 | まきばのできごと
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